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2016年の映画興行収入の動向

 今月号のキネマ旬報の特集は「2016年映画業界総決算」ということで興行収入を含めて昨年の様々な映画業界の動向を分析したものでしっかり読み応えがあった。

 例えば松竹は総興行収入が187億円で興行収入のトップが『声のかたち』2位が『植物図鑑』3位が『HIGH & LOW』そして上位20位の中でアニメがわずか6本。一方東映は149億円で実は松竹よりも下で『ONE PIECE』『さらばあぶない刑事』『劇場版遊戯王』の順で上位20位の中でアニメ・特撮(ライダー・戦隊)が11本を占める。東宝は年間興行収入が854億円で松竹と東映を合わせた2.5倍もあるのだ。そしてアニメ・特撮映画は9本。他にも映画会社としてのKADOKAWAが総興行収入が36億円で『貞子vs伽椰子』が興行収入10億円だったり。

 あと、諸外国の興行収入から見た動向ではイギリス、フランスやドイツではとにかくイアメリカ映画がトップ20のうちの半分以上を占めていてドイツなどではドイツ映画は3本だけ。フランスも4本だけだし。それに対して韓国ではアメリカ映画はトップ20のうちの7本。日本が9本がアメリカ映画なのでこういう風にみたら自国の映画製作の隆盛が良くわかるな。(ちなみにインドではトップ20は全てインド映画)

 現代の映画状況を読むものとして、さらに資料としても面白い号でした。