天国からの伝言

夫の一周忌にあった不思議な事を記録しておく。

一緒に暮らしたいとか、結婚したいとか、言葉で思いを伝えてはくれなかった彼の本当の気持ちを知りたくて、夢の中でもいい、何か私に解るしるしを送ってくれるだけでもいいから伝えて欲しいと思い続けていた私は、

一周忌のその日を病院のベッドの上で過ごしていた。

様子を見に来た母が私の足元に座り「重喜さんに初めてあった時、心無いことを言ってしまって本当に後悔してるんだ。」と話し始めた。

「あなた達のこれからの人生、佳代が先に死ぬかあなたが先か私には分からないけど、最期の最期まであなたは佳代と一緒にいたいと思ってるの?って聞いてしまって……そうしたらにっこり笑って『はい。』って答えたんだよ。本当に結婚したいの?って聞いても『はい。』ってにっこりしたんだよね。あのにっこりした目が忘れられないんだよね。」

それは紛れもなく私の聞きたかった言葉だった。

明確な彼からの答えだった。

彼の魂が今もこうして寄り添ってくれていることを感じた。

私は幸せだと、思った。