読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

山口県・情島

  その子供たちの様子を描いた放送がNHKで昨日あった。サッカー中継と重なったので、録画して、今見たところです。NHKオンデマインドをお持ちの方は御覧になると良い番組です。推薦します。

  その島はすでに高齢者ばかりで、子供は生まれていません。でも、島に児童施設があり、かなりの人数の子供たちがそこで暮らしたり、小学・中学の勉強をしていました。又、島の人たちも子供たちに関わり、世話もしていた。

  その施設の子供たちは、昔は戦災孤児や交通事故孤児が多かったそうですが、今は両親の離婚などの事情で家庭では暮らせなくなり、施設に来た例がほとんどだとか。でも、職員と、地域の中高年の人たちが親代わりみたいに関わっている。番組では、その一部しか伝えられませんでしたが、感動的でした。番組のレポーターもそのように伝えていました。

  夫婦間の協調ができなくて、離婚する。社会の大きなひずみ、罪の現れですが、子供たちには何の罪もない。それゆえ、家庭崩壊のダメージを職員さんと、島の中高年の人たちが補い、あるいは、それ以上のものを子供たちは受け取っているように僕には思えました。聖書的に言えば、「神の摂理の働き」。このような事まで連想したわけです。

  その児童施設の建物は老朽化し、子供たちは他の施設に移転。でも、島の人たちの愛情を受けたわけだから、これからも順調に育ち、立派な人たちになっていくでしょう。でも、その島の人たちは今後はどうなるでしょうか。そこでもますます高齢化が進み、介護需要も増す。介護会社は、採算が合わないから、来るのか。非常に心配です。これからその島の人たちの生活は成り立つのか。例えば、20年後は無人島になるのか。何か、解決策はないのか。日本全体に「情」が薄れている今。その状況が情島を消滅させるのか。情島は無言で我々に問いかけているように思われてなりません。