人生意気に感ず「雪崩事故は天災か人災か。稀勢の里の奇跡。森友問題。高山で記者会見」

那須雪崩事故の報に接した時、直ぐ頭に浮かんだのは、昔青森県八甲田山で起きた死の行軍訓練。2隊に別れ雪の道を進み、一方では犠牲者がほとんどないのに対し、他方はほぼ全滅。新田次郎が小説に描き映画にもなった。結果を分けたものは現場の指揮官の状況判断であった。

◇今回の高校生らの事故は、典型的な雪崩発生区と言われ、警報が出ていた。報じられるところによれば、通報の遅れ、その他現場関係者の不適切さが指摘されている。慣れが危機感を鈍らせたのではないか。「想定外」という言葉が聞こえて来る。最近の異常気象も計算に入れるなら、想定外はないのではないか。

◇上海で耳にした日本のニュースで耳を疑ったのは稀勢の里の優勝である。横綱戦で日馬富士に突き飛ばされ怪我をしたところまで見た。解説者は「明日は無理でしょう」と休場を示唆していた。妻に電話したら「凄かったのよ」と話していた。執念で新横綱の意地を示したのであろう。国技でありながら、横綱の座はモンゴルに独占されてきた。待望の日本人横綱への期待は日本中の熱い声援となって稀勢の里の心を奮い立たせたに違いない。「死んでも」という、今日死後になりかかっている日本人の懐かしいサムライの意地を示してくれた。その影響と効果は計り知れない。日本人横綱の時代の新しい幕開けであろう。

◇森友問題は終息しそうにない。籠池発言には、籠池という人物と共にいかがわしい点がありそうだが、全てを否定することは出来ないようだ。少なくとも観客席の国民の多数はそう見ている。そして、より重要なことは、籠池発言が本質的な問題点を抉(えぐ)り出すきっかけになったことだ。安倍首相の政治理念が底流で妙なところと通じているのではないかと不信感を抱き始めた国民は多い。昭恵夫人の軽さは首相の足を大きく引っ張っている。「一強」という政治状況の中で、今までうまくいき過ぎた感がある。順風満帆が続く筈がない。安倍首相は最大の試練に立たされている。その失脚を秘かに期待する向きは大いに違いないが、私は日本のために乗り切って欲しいと思う。

◇昨日、高山村で「おもてなし専門学校」開学の記者発表を行った。私は前橋校も含めた名誉学院長。後ろの山には天文台が。アジアの留学生に宇宙を語りたい。今日のふるさと未来塾は宇宙がテーマ。(読者に感謝)