いづれをか花とはわかむふるさとの春日の原にまだきえぬ雪 凡河内躬恒

いづれをか花とはわかむふるさとの春日の原にまだきえぬ雪

 凡河内躬恒

 題しらず

 新古今和歌集 巻第一 春歌上 22

「どれを花だと見分けようか。古京の春日の原に春の日というのに消え残っている白雪よ。」『新日本古典文学大系 11』p.25

躬恒集「御屏風」。

花 春日野は梅の名所。

春日の原 春日野。「春の日」の意を兼ねる。

参考「雪ふれば木毎に花ぞさきにけるいづれを梅とわきて折らまし」(紀友則 古今 冬)。

「残雪」の歌。

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね、859?-925?)平安時代前期の歌人・官人。古今集撰者。

古今入集六十首(紀貫之に次ぐ)。勅撰入集二百十四首。

隠岐での後鳥羽院による『時代不同歌合』では紫式部と番えられている。

小倉百人一首 29 「心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花」

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