とろけるプリンみたい

目覚めると

となりには

長い髪をふわりとさせ

猫が大あくびをしている

陽ざかりの

庭の木々の葉はそよともせず

昼のこんな日は声を聞いて

止まったままの時間に

少しの嘘をつきながら

遠くに青空が見えても

舞い落ちるのだろうか

ひととひとのことは不思議な風が吹いて

形にしようとする感覚は

なぜか不思議に似ている

ひとは救われることで救っていたり

救うことで救われていたり、

そういう思いがけない贈り物で

知らずに救われあい、救いあいしているようにも見える

瞳に映るのは ただの 空の蒼

ふわふわ ゆらゆら する心を

指でなぞり 以前から求めていた魂の形に出会ったように

悦びが小躍りしたい気持ちになって

同じ空気を吸って 甘酸っぱい快感とともに

安らぎが、まだ丸くなってとろん、とした目をする。