勇者ライディーン、局の大株主の意向で路線大幅変更。(超能力否定)

*1975年4月から1976年3月にかけて放送された

巨大ロボットアニメ「勇者ライディーン」。

 オカルト色満載の敵・妖魔帝国と、超能力らしき

謎のエネルギー「ムートロン」を使って

ライディーンが戦う話だったが、

・第3話までの作画

・第13話までの基本プロット

が定まった時点で参加した、NETテレビ(現・テレビ朝日

のプロデューサーから、大株主である朝日新聞社の意向として

「オカルト色とか超常現象、出しちゃ駄目!」

と命令。

 監督 兼 チーフ・ディレクターの富野喜幸さん

(現在のペンネームは、富野由悠季)は、

コミカル色を出して、抜け道を見出そうとした。

 しかし、NETテレビから、

「直してないじゃないか。」

と、再度修正指導。

 現場の声、テレビ局、広告代理店、

スポンサー(主に、おもちゃメーカー「ポピー」)の意見をまとめきれず、

勇者ライディーン」は、ぐだぐだな展開に。

 その責任を取って、富野監督は前半(第26話まで)で降板。

 後半は、長浜忠夫監督が引き継いだが、

・「ムートロン」は、よく分からない謎のエネルギーのままにしておく。

(途中で、ライディーンのパワーアップの要因となるのだが、深くは説明しない。)

・妖魔帝国では、シャーキンが死の間際に祈りを捧げて、バラオが復活する。

 オカルト色の強い容姿だった祭官ベロスタンは第27話、

バラオが復活した際の地割れに飲まれて、そのまま消える。

 代わって、新幹部の豪雷巨烈・激怒巨烈が登場。

 化石獣より機械的なデザインの、巨烈獣を繰り出してくる。

・超能力少女・明日香麗は、後半になって突然、超能力が使えなくなる。

 (使わなくなっただけ?)

 第30話で洸の父・祖父と一緒にチベットに行く事になって、登場しなくなる。

 オカルト色は薄くなったが、

長浜監督ならではのロマン路線で、「勇者ライディーン」は

違った形の作品として、大成した。

 富野喜幸さんは監督は降板したが、制作で留まり、

長浜監督の作品作りを学んだ。

 路線変更は、結果としていい方向に作用した。

 こういうのは、稀な例だが。

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(ウィズニュース - 06月01日 07:02)